
相談支援事業所の利用料はかかる?障害児相談支援の費用と負担を解説
目次
「相談支援事業所に相談したいけれど、利用料や料金はかかるの?」と気になっている保護者の方は少なくありません。福祉サービスを初めて利用するときは、計画作成や申請のサポートにも費用が必要なのか、児童発達支援や放課後等デイサービスの料金とどう違うのか、分かりにくいものです。
この記事では、障害児相談支援の費用と利用者負担について、無料になる範囲や確認しておきたい費用を整理します。制度の詳細は自治体によって案内が異なる場合があるため、必要に応じて厚生労働省の相談支援に関する案内や、お住まいの市区町村の窓口でも確認しましょう。
相談支援事業所の利用料は原則かからない
障害児相談支援を利用して、障害児支援利用計画の作成やモニタリングを受ける場合、保護者が相談支援事業所へ支払う利用者負担は、原則としてありません。
障害児相談支援では、事業所が行った計画作成や継続的な支援に対して、自治体から障害児相談支援給付費が支給される仕組みになっています。そのため、相談支援専門員との面談、利用するサービスの検討、計画の作成などについて、家庭が直接料金を負担する形ではないことが基本です。
「相談支援事業所 利用料」「相談支援事業所 料金」「障害児相談支援 費用」などで検索すると、さまざまな情報が見つかりますが、ここでいう相談支援は、民間の有料カウンセリングや個別相談とは異なります。指定を受けた事業所による障害児相談支援は、福祉制度の中で提供される支援です。
利用者負担なく受けられることが基本の障害児相談支援
利用者負担が原則かからないからといって、できることが限られているわけではありません。障害児相談支援では、お子さまの生活やご家族の希望をうかがいながら、必要な支援につながるように相談支援専門員が一緒に整理していきます。
計画作成・モニタリング・関係機関との調整
- 障害児支援利用計画の作成:お子さまの状況や家庭の希望を確認し、利用するサービスの内容や組み合わせを考えます。
- サービス利用開始に向けた支援:通所受給者証の申請や、利用開始までの流れについて案内します。
- モニタリング:サービス開始後の様子を確認し、計画が現在の生活に合っているかを見直します。
- 関係機関との連絡調整:児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、保育園、幼稚園、学校、医療機関、行政などと必要な情報を共有します。
- 日常的な相談:サービスの利用中に出てきた疑問や、生活上の変化について相談できます。
厚生労働省の案内でも、障害児相談支援は、障害児通所支援を利用するお子さまについて、障害児支援利用計画案の作成や、支給決定後のモニタリングを行う支援とされています。
計画は、単に書類を作って終わるものではありません。お子さまの成長、就園・就学、進級、家族の生活の変化などに合わせて、必要な支援を考え直すための土台になります。
児童発達支援や放課後等デイサービスの利用料とは別に考える
注意したいのは、相談支援事業所の利用料と、実際に通う障害児通所支援の利用料は別に考える必要があることです。
たとえば、児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援などを利用する場合、サービスの利用日数や世帯の所得状況などに応じて、利用者負担が発生することがあります。利用者負担には月ごとの上限額が設けられているため、利用日数が増えた場合でも、負担が無制限に増える仕組みではありません。
ただし、上限額や対象となる世帯区分、自治体独自の助成制度は、お住まいの地域やご家庭の状況によって異なります。相談支援事業所では、利用するサービスの候補を整理するだけでなく、どのような費用が考えられるかを自治体に確認することもできます。
また、サービス事業所によっては、昼食代、おやつ代、教材費、行事費など、制度上の利用者負担とは別に実費が必要になる場合があります。これらはサービスの内容や事業所ごとに異なるため、契約前に確認しましょう。
交通費など、事前に確認しておきたい費用
障害児相談支援の利用料は原則無料ですが、例外的に、事業所の通常の実施地域以外へ訪問する場合の交通費が必要になることがあります。
指定障害児相談支援の基準では、保護者の希望によって通常の事業実施地域以外の居宅を訪問する場合、交通費の支払いを受けることができるとされています。ただし、事業所はあらかじめ金額を説明し、保護者の同意を得る必要があります。後から突然請求されるものではありません。
訪問先や地域によって対応が異なるため、初回相談の際に「自宅への訪問は可能ですか」「訪問時に交通費はかかりますか」「実施地域はどこまでですか」と尋ねておくと安心です。
なお、電話やオンラインでの相談、書類の取得、行政手続きに関する支援などについても、事業所によって対応方法や契約上の扱いが異なる場合があります。障害児相談支援として行う支援の範囲や、別途費用が生じる可能性があるかを、必要に応じて確認しましょう。
相談前に確認したい費用のチェックリスト
相談支援事業所へ問い合わせるときは、次の点を確認しておくと、費用に関する行き違いを防げます。
- 障害児相談支援の利用者負担はかかるか
- 障害児支援利用計画の作成やモニタリングに追加料金はあるか
- 自宅や園、学校への訪問は可能か
- 通常の実施地域はどこまでか
- 実施地域外への訪問で交通費がかかる場合、その金額はいくらか
- 児童発達支援や放課後等デイサービスを利用した場合の負担上限額はどうなるか
- 昼食代、おやつ代、教材費、行事費などの実費があるか
- 通所受給者証の申請や更新について、どこまで相談できるか
「無料かどうか」だけでなく、どこまでが相談支援の範囲で、どの費用が別に発生する可能性があるのかを確認することが大切です。
Kids Lab. Access ではどうか
Kids Lab. Access は、障がい児相談支援事業所として、制度と支援をつなぐ入口の役割を担っています。お子さまの状況やご家族の希望を丁寧にうかがい、サービス等利用計画の作成、利用開始後のモニタリング、関係機関との連絡調整、日常的な相談に対応しています。
「どの福祉サービスが使えるのか分からない」「受給者証の申請方法が不安」「児童発達支援と放課後等デイサービスの違いを知りたい」「園や学校と支援の方向性を共有したい」といった相談も、最初の疑問から一緒に整理できます。
相談支援専門員を中心に、必要に応じて関係職種や関係機関とも連携しながら、ご家族をサポートしています。療育、保育園・幼稚園、学校、医療、行政など、複数の関係機関との連携を大切にしながら、お子さまの暮らし全体を見渡して支援を考えます。
対象となる地域や訪問方法、具体的な利用の流れ、費用に関する個別の確認事項については、ご家庭の状況によって異なる場合があります。詳しくは見学・お問い合わせでご確認ください。
その子らしい暮らしを、一緒につくる。制度のことから日々の困りごとまで、ひとりで抱え込まず、Kids Lab. Access までお気軽にご相談ください。
※本コラムは一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・助言に代わるものではありません。